ミッドシップ祭り再び?★NSX★後期ABS換装!!

ここのところリジカラ&進化剤&ミスリルのネタばっかりで、
他の作業を全くご紹介出来ていませんでした。

進化剤やミスリルの施工はコンスタントにあるし、
フェアのおかげでリジカラのネタは溜まっちゃうし・・・
で、他の作業の紹介が後回しになってるんですよね。
こちらもけっこう溜まってるんですが・・・


ミッドシップ祭りが復活の兆し?
ってことで本日のクルマは・・・





NSX!






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NSXのオーナーさんはみなさんキレイに乗られていますね。
このクルマもかなりキレイな状態を維持しています。

でも世の中に生存しているNSXのほとんどが初期型なんです。
発売された当時はまだバブル時代でしたので、
高くて2人しか乗れないクルマだっていうのにバカ売れしたんです。
で、バブルがはじけて販売台数は一気に激減!

なので初期型が圧倒的な割り合いになってるんですよ。
平成2年の発売ですから、初期型だともう25年ほど経ってることになります。
見た目はキレイな状態を維持していても、
アチコチにトラブルが出てくることもよくあります。

そして今でも古さを感じさせないスタイリングではありますが、
クルマとしての機能はやはり25年前の設計なんですよね。
現在では当たり前になってる機能が無かったりもするんです。
たとえばオーディオがカセットデッキだったり・・・(笑

そんな初期型NSXのウィークポイントの一つがブレーキです。
ローターやキャリパーのキャパはそこそこ高いのですが、
何といってもネックとなってるのが・・・

ABS! 

NSXに限らず当時のABSは使い物にならなかったんですよね。
なにしろABSが作動すると制動距離が延びちゃうっていうんだから・・・
最近のABSのような安心感は全く無いんです。

で、このワナにかかってしまうのが、最近買い替えたオーナーさん。
現在のABSの感覚で踏んだら、さあ~大変!!
とんでもなく恐ろしい目に遭うことになるんです。


NSXは14年間も製造されていました。
その間に古い設計の部分が見直されて改良されて来たんです。
ほとんど売れないクルマに開発費を掛けていたホンダさんは立派ですね。
まあ、フラッグシップですから見劣りさせるわけにはいかなかったんでしょうかね?

後期型になってABSも改良されました。
最近のクルマと同じ作動のシステムに変更されたんです。
この後期のシステムを初期型に換装することが出来るんです。
14年も作り続けたNSXならではのチューニングです。






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これが初期型に装備されている

ALB(アンチロックブレーキ) 

当時はABSって呼称じゃなかったんです。
まあ、これはホンダに限らず、トヨタや日産も違う呼称でしたけどね。

作動の内容から見るとその名の通り、
タイヤをロックさせない だけ のシステムです。
作動したら制動距離が延びちゃうんですからね~。





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新旧の比較です!
どっちが後期型か?っていうのは一目でわかりますよね。(笑
右側の初期型はこれらに加えて室内にコントロールユニット(CPU)もあります。

大雑把な作動としては、緑矢印部の電動ポンプでブレーキオイルを高圧に加圧し、
赤矢印部のアキュームレーターに送られます。
このボール状の物の中には高圧ガスが封入されているので、
ブレーキオイルも高圧のまま蓄えておくことが出来るんです。

で、いざ作動となった時に高圧のブレーキオイルを
黄矢印部のモジュレータに送るんです。
モジュレーターはコントロールユニットからの信号によって、
各車輪にかかる油圧を加減してロックを防ぐといった具合です。

おそらくユニットが多く、システムが複雑なので、
リアルタイムでのコントロールが難しくなってしまい、
結果ロックさせないだけになっちゃってるんじゃないかと思います。
さらにCPUの演算速度も当時レベルで遅いでしょうし・・・

左側の後期型は現在のシステムとほとんど同じになってます。
あんなに複雑だった初期型のユニット全ての働きを、
これだけで賄っているんですから、時代の進歩を感じますね~。
コントロールユニットも内蔵ですからね。






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アルミのブラケットに後期型モジュレターやPCVバルブを固定します。
鉄製のブラケットは各々専用品ですが、アルミのブラケットは再使用になります。






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ブレーキの配管も交換します。
モジュレターが変わるわけですから、接続する位置も違いますんでね。

3本ほど長いパイプがありますが、これがけっこう大変なんです。
ヒーターホースやエアコンの配管は残ったままなんで、
長いパイプを通すのは知恵の輪状態なんですよね~。






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写真が切れちゃってますが、一番上がALBのコントロールユニット!
オレンジ色のカプラーを外して専用ハーネスに接続します。
専用ハーネスっていうのは純正品じゃありませんよ。
チョイスしたハーネスは・・・(写真はありませんが)


RFY ABSハーネス! 

純正のカプラーと後期モジュレーターを接続するハーネスです。
これが無いと後期流用はできませんからね。
なんとすでに300セット以上売れてるんだとか・・・
後期ABS換装は需要が多いんでしょうね~。






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ALBのコントロールユニットは撤去します。
後期ABSシステムでは使用しませんので、
クルマに付けておいても重りの役目にしかなりませんので・・・(笑





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モジュレーターを固定してパイプを接続します。
何本ものパイプがうねってますので、間違えないようにしないと・・・
配管図とにらめっこしながらの作業になります。







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このカプラーたちも用無しになりました。
インシュロックで括っておいても良いんですが、それだと見た目が・・・(笑
取り外したユニットからカプラーだけを外して、防水処理をしてハメておきました。
こうすれば元の位置にキレイに固定できますからね。






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新旧の比較写真です!
かなりスッキリしましたね~!!

まあ、外したユニットとの比較写真がアレでしたからね。
見た目もスッキリ、作動もバッチリで言うこと無しになりました!(笑

これでイザという時も安心してブレーキが踏めます。
まあ、それが当たり前なんですけど・・・
古いクルマにはその当たり前が通用しないんですよね。

NSXのチューニングとしては地味な部類になると思います。
(チューニングじゃ無くって近代化?)
でも満足度はかなり高いんじゃないでしょうか!

最近はNSXの派手なチューニングも減ってきました。
どちらかと言えばメンテナンス関係が主流になりましたね。
年式から考えると当然のことですが・・・
タイベル交換も他のクルマじゃ考えられないほど高額ですが、
それでも決行するオーナーさんが多いですしね。

当店では愛車を長く乗り続けるためのお手伝いをいたします。
エンジン・MT・足廻り、何でもお気軽にご相談ください。


この度はお買い上げありがとうございました。










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岡山県倉敷市の「田舎のタイヤ屋さん」です。(笑
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by AutoReference | 2015-08-28 17:13 | NSX | Comments(0)

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