クラッチ交換!★キャリイ★軽トラ!!
朝・夕は少し涼しくなってきたようにも思えますが、
日中は35℃オーバーの猛暑が続いてます・・・
今月いっぱいはこの状態なんでしょうか??
さて、最近リジカラと進化剤とミスリルのネタばっかりになってました。
それだけこれらの作業が多いってことなんですが・・・
昨日いろんな作業のネタもドンドン紹介するって言いましたんで、
クラッチ交換の作業を紹介します。
と言ってもチューニングではありませんよ。
いわゆる修理作業ですね。
クルマは・・・
キャリイ!
軽トラックです!!
かなりズルズルに滑ってる状態になってました。
それでも毎日仕事で使ってた本人さんは気付いていなかったそうです。
会社の他の人が乗って、「これはおかしい!?」ってことに・・・
毎日乗ってるとわからないもんなんですかね~?
あの状態だと坂道なんかは登らないと思うんですけど。
で、いきなりMTが降りてますが・・・(笑
FRのMTはFFよりは比較的簡単に降りちゃうんです。
まあ、高級車ともなればイロイロ補機類があるんでそう簡単にはいきませんが、
なんせ軽トラですんでお茶の子さいさいです!(笑
MT自体も軽いですしね。
MT本体はかなり汚れてますね~。
おそらく熱が掛ってMTの内圧が上がってオイルミストが吹き出したのかと。
それにホコリ等が吸着されて、こんな真っ黒な状態に・・・
クラッチハウジング内部もご覧の状態です。
ズルズルに滑ってましたので、フェーシングの削れカスがいっぱい出てたんでしょう!
クラッチ本体は・・・
ディスクは完全にオダブツ状態ですね。
フェーシングを固定しているリベットまで削れています。
ここまでなるにはかなりの予兆があったと思うんですが・・・
カバーのプレッシャープレートもかなりの焼け痕があります。
まあ、常に半クラと同じ状態で走っていたわけですから、
これぐらい焼けちゃうのも当然ですね。
リベットが出ていた部分はプレッシャープレートもエグレています。
もちろん両方とも新品交換です。
フライホイールもかなりヒドイ状態です。
プレッシャープレートと同じくかなりの焼け具合になってますね~。
もう少し早ければ対処のしようもあったかもしれませんが、
ここまできちゃうとフライホイールも新品に交換ですね。
最近のクルマの多くは油圧式になっていますが、
このクルマはクラッチの操作がワイヤー式なんですよね。
ワイヤー式のクラッチは摩耗に合わせて定期的にアソビの調整が必要なんです。
それを怠ってしまうと、半クラに近い状態になっちゃって、
結果的に寿命を縮めることになっちゃうんです。
おそらくこのクルマは全然調整していなかったんでしょうね。
あらかじめMTを洗浄してキレイにしておきました。
レリーズベアリングも新品に交換して、各部にグリスアップもしておきます。
新品のフライホイールです。
やはり新品部品はキレイですね~、って当たり前ですが・・・(笑
今回ほどではない状態でも、フライホイールは新品交換をオススメします。
ある程度の摩耗は出ていますので、ディスクの当たりが不均等になっちゃうんです。
新品に交換することで結果的にはクラッチの寿命が長くなるんです。
まあ、社外品の軽量フライホイールとかだとけっこう高額なんで、
そう簡単に新品交換ってわけにもいきませんけどね。
新品のディスクとカバーも装着完了!
メーカーはEXEDYです!!
と言っても強化クラッチじゃありませんよ。
いわゆる純正同等の社外品ってヤツです。
こっちのほうが純正品よりもリーズナブルなんですよね。
それにEXEDYって純正品のクラッチも製造している大手メーカーですから、
スズキ純正部品も中身は同じ物かもしれませんしね。
MTを載せたら完成です!
降ろすのが簡単なら、載せるのも簡単!!
なんせ軽いですから・・・
今回MTを降ろす時間よりも洗浄のほうが時間が掛ったりして・・・(笑
軽トラってチョイ乗りで使われることが多いんで、
けっこうノーメンテナンスで乗ってる方がいらっしゃいます。
でも荷物を積んで走ればクルマへの負担はかなり大きいんですよね。
乗用車よりもメンテナンスには気を使ったほうが良いと思います。
まあ、仕事で使ってると経費の関係で、イロイロあるかもしれませんが・・・
岡山県倉敷市の「田舎のタイヤ屋さん」です。(笑
軽トラのタイヤ交換1本から、オイル交換・インチアップ・カーナビなどをはじめ
ドレスアップやローダウンもおまかせください。
ハードなチューニングやエンジン・MTなどのオーバーホールもやってます。
車検・一般整備・鈑金修理・中古車販売もお気軽にご相談ください。
当店は進化剤のマイスター店です。
超進化剤NT-1、塗る進化剤ミスリル、冷却系進化剤ZOMAも取扱っています。
http://www.auto-r.com/index.html
by AutoReference | 2013-08-18 11:29 | メンテナンス&修理 | Comments(0)