エアコン修理!★アルトラパン★リビルトコンプレッサー!!
「選手団キャプテンのジンクス」っていうのがあるんで嫌な予感はしてたんですが・・・
バルセロナ五輪の柔道古賀選手の金メダルを最後に、
それ以降キャプテンに任命された選手はメダル無しなんだそうです。
アテネの井上選手、北京の鈴木選手の柔道2名は、
金メダル確実って言われてただけに衝撃的だったのを憶えています。
でも銀メダルを獲ったんだからジンクスは破ったってことでOKですよね。
試合後「お父さんに怒られる・・・」って言ってましたが、
お父さんも天国で褒めてくれてますよ! きっと・・・
「すいません・ごめんなさい」を繰り返していましたが、
メダルを獲ったんだから胸を張って日本に帰って来てください!!
でも、これで伊調選手は国民栄誉賞確定ですかね・・・(笑
今日も暑いですね~。
この季節になると問い合わせが増えるのがエアコン修理です。
エアコンが壊れてたら死んじゃいますよね、この暑さだと・・・
と言うことで本日はエアコン修理のネタです!
クルマは・・・
アルト ラパン!
年式はそこそこ古めなんですが、走行距離は少なめのクルマです。
じつはウチの新しい代車なんですよね。
エアコンが壊れているからってことで、知り合いの中古車屋さんから安く譲ってもらいました。
壊れたエアコンはウチで直せば、部品代だけでOKですからね。
故障の主原因はコンプレッサーでした。
内部が完全にロックしちゃってましたね。
ロックしたコンプレッサーをベルトが無理やり回そうとしたもんだから、
プーリーに過剰な負荷が掛かってブッ壊れてます。(笑
何かゴムダンパーの破片みたいなのが飛び出してますよね。
リビルトコンプレッサーに交換します。
リビルト品っていうのは内部の消耗品などを新品に交換してあるんです。
いわゆる中古品をオーバーホールした物なんです。
新品のコンプレッサーに比べるとかなり安上がりなんですよね。
大手のリビルトメーカーであれば、出来上がりの基準もしっかりしてますから、
中古のオーバーホール品でも安心なんですよね。
エアコンの修理ってけっこう費用が高額になるんです。
その理由はと言いますと・・・
壊れているところだけを交換したんじゃダメなんです。
他にも一緒にイロイロやらないといけないんで高額になっちゃうんですよね。
今回の例で言うと、コンプレッサーがロックしているってことは、
内部が異常磨耗して切り粉のような物が発生しています。
それがガスに混じってエアコンシステム全体に廻っています。
ですのでコンプレッサーだけ替えると、またすぐに壊れちゃうんですよね。
コンプレッサー交換に伴い一緒に交換が必須の部品もありますし、
システム内部の洗浄も必要なので、工賃も掛かります。
結果的に高額になってしまうってわけなんです。
レシーバータンクです。
エアコン修理の時には必ず交換が必要な部品になります。
役割りとしてはガスのフィルターのような物です。
ガスに混入した水分やゴミ・切り粉などを除去します。
ですので修理の時は必ず交換しないといけません。
取り外したレーシーバータンクを分解してみました。
内部構造はけっこうシンプルです。
黒い粉のような物がけっこう出てきましたね。
乾燥剤の入った袋状のフィルター表面も黒く汚れています。
レシーバータンクはコンデンサーで冷やされた圧縮ガスを、
完全に液化させて溜めておく役割りもあるんです。
ストレーナーの付いたパイプがタンクの底の液化したガスの通り道になります。
袋状のフィルターはストレーナーの廻りを覆うように入っていました。
最近はこのタンク部分がコンデンサーと一体化している場合が多く、
内部のフィルターだけを交換するようになってきてますね。
エキスパンションバルブです!
通称エキパンと呼ばれています。
これは液化したガスを一気に気化させてエバポレーターに噴出する部品です。
気化させるためにガスを細い穴を通す構造なんですよね。
そのためゴミとかで詰まりやすいんです。
この穴が詰まってしまうとガスが気化しないんでエアコンは冷えません。
取り外したエキパンの小さい穴の内部はまっ黒になってます。
この穴の中にさらに小さい穴があるんですよね。
汚れが溜まってくるとその穴が詰まってしまうんです。
レシーバーとエキパンは修理の時には交換が必須です。
特にレシーバーはガスが抜けた状態で放置していた場合には、
乾燥剤が水分を吸ってしまい使用不可になります。
ホースを取り外して専用のフラッシング液で内部を洗浄します。
ゴミや汚れが内部に残らないようにしないといけませんから・・・
他のパイプ等も同じように洗浄しておきます。
今回は接続部のOリングも全部交換します。
コンデンサーも取り外して洗浄しました。
今回エバポレーターは取り外しませんでしたので、
車輌に装着したまま洗浄しました。
専用の機材がありますので、エアーでフラッシング液を
エバポレーターの内部に注入できるんですよね。
ちゃんと洗浄しておかないと後で痛い目に遭いますから・・・(笑
コンプレッサーの装着完了です!
ベルトも新品にしてありますよ!!
部品交換が終ったら真空引きをしてガスを注入します。
ガス漏れもしっかりとチェックしておきますよ。
この日は奥のリフトにもアルトラパンが!
しかも同じ色じゃし!!(笑
ただ奥のラパンは屋根が白い上級グレードですが・・・
ウチのピットにこのクルマが2台並ぶのも珍しいですね~。
キャビンフィルターも交換しました!
新車から1度も交換していなかったのか?ってぐらいの汚れようでした。(笑
最後の仕上げは・・・
当店の夏の風物詩!エアコン進化剤!!
新しくなったコンプレッサーを保護してやらないといけませんからね~。
これで当分エアコンは安心でしょうね。
エアコンの修理は一般的な自動車整備とは異なります。
本来は電装屋さんの領域になるんですよね。
今回のように原因がはっきりしている場合や、
交換する部品が決まっている場合には当店での修理は可能です。
原因がはっきり特定できない場合等は電装屋さんに外注となります。
電装屋さんはきっちり直そうとするのでさらに高額になりますが・・・(笑
岡山県倉敷市の「田舎のタイヤ屋さん」です。(笑
軽トラのタイヤ交換1本から、オイル交換・インチアップ・カーナビなどをはじめ
ドレスアップやローダウンもおまかせください。
ハードなチューニングやエンジン・MTなどのオーバーホールもやってます。
車検・一般整備・鈑金修理・中古車販売もお気軽にご相談ください。
当店は進化剤のマイスター店です。
超進化剤NT-1、塗る進化剤ミスリル、冷却系進化剤ZOMAも取扱っています。
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by AutoReference | 2016-08-19 17:48 | メンテナンス&修理 | Comments(0)