リジカラ装着!★ZVW30プリウスG’s★ビルシュタイン車高調も!!
窓を開けて寝ていたら明け方に寒くて目がさめるなんてことも・・・
それでも昼間はまだ暑い日もありますけどね。
まあ、酷暑の頃に比べればずいぶんと過ごしやすくなってます。
さて本日はリジカラ装着作業です。
リジカラ以外にもビルシュタインの車高調も装着しました!
クルマは・・・
ZVW30プリウス G's!
エアロとかも付いていてカッコイイですね~!
G'sっていうのはトヨタの特別仕様車で、いろんな車種に設定があります。
元からけっこうハデめなエアロが付いていて、ローダウンとかもされているんです。
ボディーの補強とかも入っていたりするスポーツグレードなんですよね。
ただこのクルマは乗り心地がかなり悪いようなんです。
純正でダウンサスが入っていますし、ショックも硬めなんだと思います。
国産メーカーはスポーティーな足廻りって硬けりゃいいって思ってるフシがありますよね~。
しなやかさっていうのも重要だと思うんですけどね。
そこで乗り心地を何とかしたいとご相談を受けたんです。
リジカラを装着すれば乗り心地は改善されますが、
あくまでもその足回りのキャパの範囲でってことになっちゃうんですよね。
限度を越えたショックの硬さまではどうにもなりません。
そこでビルシュタインの車高調も導入することにしたんです。
じつはリジカラはかなり前にご注文いただいてました。
取付けのスケジュール調整がうまくいかなくて昨日の装着となったんです。
と、言いますのも・・・
このお客さんは 島根県 からのご来店だったんです。
遠路はるばるお疲れさまでした。
わざわざ県外から来ていただけるなんてありがたいことですね。
当店では最近増えてきたパターンではありますが・・・
さすがに相談やら注文の度にご来店いただくわけにもいきませんので、
メールでやりとりをして仕様の検討をしたんです。
このあたりはネットの便利さを感じちゃいますよね。
電話と違って写真とかも送れますしね。
それではリジカラ装着作業から紹介します。
フロントの装着ポイントは左右2ヶ所ずつの合計4ヶ所です。
最近のFF車に多い一般的構造のサブフレームになっていますね。
いつものように A部 のボルトは写っていませんが・・・
そんな時はおなじみの横からビューで!(笑
これだと装着ポイントのボルトはちゃんと写ってます。
B部 には純正でガセットプレートが付いていますね。
通常フロント用のリジカラは8ピースぐらいの車種が多いんですが、
このクルマ用は 4ピース!
ホンダ車はエコ贔屓されてるんで10~12ピースだったりすることもあるのに、
4ピースっていうのは少なすぎません? スプーンさん!
これって逆エコ贔屓じゃないですか!!(笑
でも、このあたりもスプーンさんの検証の結果なんですよね。
写真でもわかると思うんですが、通常の物より1個1個がゴツイんです。
と言うことはサブフレームの穴径がそれだけ大きいってことなんですよね~。
穴径の大きいタイプのサブフレームだと両方にリジカラを入れると、
しなりのせいでボルトが入らなくなる場合があるんです。
ボルトが入らないと何の意味もありませんので、片側のみにしてあるんだと思います。
そのかわりリジカラ本体をゴツめに作って強度を上げているんでしょうね。
使ってるグラム数でいったら案外8ピースの物と変わらなかったりして・・・(笑
いつもの図解です。
4ヶ所ともに同じ構造になっています。
リジカラのそれぞれの突起がサブフレームの穴とボディーのガイド穴に入ります。
突起がゴツイんで締結強度はバッチリ出るでしょうね。
A部 の装着中写真です。
いつものようにリジカラはボディー側に貼りついています。
貼りついているっていうことは上側の突起がガイド穴にはまっているということです。
下側の突起はサブフレームに掛っていますので、このままサブフレームを上げていけば、
突起がツブレること無くセンターがバッチリ出るっていうことです。
リジカラ装着作業ではココが一番のポイントなんですよね。
突起をガイド穴にはめると言っても簡単にはまってくれません。
サブフレームを動かしながら位置出しをしてやらないとダメなんですよね~。
もちろん4ヶ所を全部はめないといけませんからね。
ここがちゃんとはまると後は確実にセンター出しが出来ることになるんです。
そのためココが重要なポイントなんです。
今回もミスリルを塗っていますよ!
作業は昨日でしたが、ご注文はフェア期間中でしたんで料金はサービスです!
今回は限定カラーのマットブラックを塗りました。
塗ったところがツヤ無しになってるのがわかりますかね~?
このクルマはシャーシ全体に黒いアンダーコートのような物を吹き付けてあったんです。
降雪地区の島根県では冬場の防錆対策で必要なんでしょうね。
そのため締結部のボディーもサブフレームもボルトもまっ黒けっけ!
なのでマットブラックをチョイス。
マットブラックはシルバーに比べてハケ目が出やすく塗りにくいので、
このように黒い部分への限定使用とさせていただいています。
通常の車輛はシルバーで施工させていただきます。
続いては B部 の写真です!
こちらもボディー側に貼りついています。
サブフレームの穴がかなりデカイのが良くわかります。
ボルトとの間にかなりのスキマがありますよね~。
下側は鉄板が溶接してあるので、これでも小さいほうなんです。
リジカラがはまる上側の穴はもっと大きいんです。
あれだけ突起がゴツかったのも無理ありませんね。
仮固定の状態ですのでガセットプレートは付けていません。
4ヶ所の位置出しが出来てサブフレームを密着させてから、
ガセットプレートを付けて本締めします。
もちろんミスリルも塗ってますよ!
トルクレンチで増し締めしたら完了です!
オマケでガセットプレートにもミスリルを塗り塗り!!
これで強度がさらに増すことでしょうね。
続いてはリア側の作業です。
プリウスのリアアクスルはこれまた一般的なトーションビーム式です。
そのためリジカラの装着ポイントは2ヶ所になります。
アクスルをボディーに固定している丸印の部分です。
こちらもおなじみトーションビーム用のリジカラです。
片側に出ている突起がボディーの穴とボルトのスキマに入っていくんです。
このタイプのリジカラは肉厚もけっこう厚めです。
おそらくボルト傘部分の強度を上げる役割りがあるんだと思います。
リア側の図解です。
車種によってボルト・ナットで締め付けるタイプと、
ナットがボディーに固定されていてボルトだけで締め付けるタイプがあります。
プリウスはナット固定のタイプですね。
このタイプだとボルト側にしかリジカラを入れることが出来ませんが、
ボルト・ナットのタイプだとどちら側にも入れられますよね~。
でもほとんどの場合がナット側に入れるようになってます。
このあたりもスプーンさんの検証の結果なんでしょうね。
アクスルの位置出しをしながらボルトを締め込みます。
突起がちゃんとスキマに入るように調整してやらないと、ツブレて意味がなくなりますからね。
最後にタイヤを接地させて1G締めをします。
車種によってはタイヤを付けた状態ではトルクレンチが入らない場合があります。
その場合は一度接地させた状態でなじませます。
他の工具を使ってある程度キツメに締め込んでおきます。
その後アクスルをジャッキで上げてタイヤを外してトルク締めするんです。
このクルマもその方法でやりました。
タイヤとホイールをインチアップしておりデカかったんですよね。
そのためトルクレンチが入りませんでした。
たしかノーマルタイヤのプリウスは接地させたままでOKだった記憶があります。
続いては車高調の取付け作業です。
ビルシュタイン
BSSキット!
今回はアッパーマウントなど、通常であれば再使用する部品も新品に交換しました。
あらかじめ部品を段取りして組み付けておいたんですよね。
ある程度の走行距離が出ている場合には新品に交換するのがオススメです。
後々の異音トラブルとかの防止のためにもね!
そして今回はビルシュタインの吊るしのキットではありません。
エナペタル E12加工!
をやってあります!!
これは減衰力調整の無いビルシュタインのショックを、12段の調整式に改造する加工です。
通常はオーバーホール時に加工を依頼するパターンが多いと思いますが、
今回は思い切って新品を加工することにしました。
ビルシュタインはノーマルでもしなやかなんですが、
乗り心地の改善というオーナーさんの希望に妥協無しでってことで・・・
減衰力の調整が出来れば自分好みのセッティングも可能ですからね。
さらに事前の打ち合わせから判断して追加の加工も依頼しました。
けっこうイレギュラーな加工だとは思いますが、妥協無しでってことで・・・(笑
通常車高調を装着する方には、まず必要の無い加工でしたけどね。
減衰力調整ダイヤルです。
フロントショックは到立式のため下部にダイヤルが付きます。
クルマが接地した状態だと少々調整しづらいんですが・・・
リアはショックの上部に付いているので簡単です。
リアゲートを開けて内張りのフタを外せば調整出来ます。
フロントの装着写真です。
車高はG'sのノーマル状態より5mmほどアップさせました。
じつはフロントタイヤがフェンダーに干渉することがあったようなんです。
そのため干渉防止と乗り心地改善を両立させるための手段なんです。
アライメントでもキャンバー調整をしてやってますんで、
干渉する確率はかなり減ってると思いますよ。
(ピロアッパーではありませんので、キャンバーボルトで対応しています。)
こちらがリア側です。
当然ながら5mmアップで調整してありますよ!
その他にも追加の作業依頼がありまして、けっこう長時間の作業となりました。
なんとか閉店時間までに終わらせることが出来てホッとしました。
なにしろ県外の方なんで帰りの時間もありますからね~。
当店でのリジカラ装着作業は時間が掛るほうだと思います。
慎重な作業をしようとすればどうしても時間が掛っちゃうんですよね~。
さらにミスリル同時施工が多いんで乾燥時間も必要なんで。
で、乗り心地の改善やいかに?!
オーナーさんの希望通りに仕上がったようです!! パチパチパチ~。
帰宅されてすぐにメールでインプレッションを送ってくれていたのですが、
その長文さに嬉しさがにじみ出ていましたね。(笑
当然ながら高速使って帰られたんですが、その道中が行きとは激変したそうです。
>まず、運転疲れ。これが全く違います!
>体感速度と言いましょうか、安心感と言いましょうか、雲泥の差です。
>気が付けば130K近く出てます。しかも安定して。
>このままずっと運転できそうな感じです。
>行く道中は、路面のうねりや段差に気が取られ、とても運転を楽しむ雰囲気ではないですが、
>帰りはとても楽しく感じられました~
>直進の安定感やどっしり感、コーナでの踏ん張り、そして何よりロードノイズといいましょうか、
>室内への雑音の入り方がマイルドになりました。
>荒れた中国道を走ってもプリウスはうるさいのですが、帰りは心地よい雑音に変わっています。
全文はご紹介できないので一部抜粋ですが、文面からも嬉しさが滲みでていますよね~。
これだけ喜んでいただければ、こちらとしても嬉しいかぎりです。
何度もメールのやりとりをして検討を重ねた結果が出たわけですもんね。
当初リジカラの検索でこのブログがヒットしたようなんです。
(このブログでの検索ワードではリジカラが一番多いです。)
で、その後車高調やらフェンダー干渉やらのご相談になりました。
どんな内容でもご相談いただければ、当店もいろいろとアドバイスができますんで。
最近はお客さんご自身がネットで情報を集めてくるケースが増えています。
おかげでウチも楽をさせてもらってる面はあるんですが・・・(笑
ただネットではわからない事も、問い合わせていただいたら解決する場合もあります。
お金は無いけど、経験値だけは持っていますんで!(笑
簡単なことから、やっかいな事まで何でもお気軽にご相談ください。
それにアドバイスさせていただくのが当店の仕事ですから!
今回のように結果が出て喜んでいただければ、それがやりがいになりますしね!
最近は遠方からのご来店も増えていますんで、
当店も気合を入れて対応させていただきますよ!!
岡山県倉敷市の「田舎のタイヤ屋さん」です。(笑
軽トラのタイヤ交換1本から、オイル交換・インチアップ・カーナビなどをはじめ
ドレスアップやローダウンもおまかせください。
ハードなチューニングやエンジン・MTなどのオーバーホールもやってます。
車検・一般整備・鈑金修理・中古車販売もお気軽にご相談ください。
当店は進化剤のマイスター店です。
超進化剤NT-1、塗る進化剤ミスリル、冷却系進化剤ZOMAも取扱っています。
http://www.auto-r.com/index.html
by AutoReference | 2013-09-20 17:59 | リジカラ | Comments(0)