リジカラ装着!★S660★

東京五輪エンブレムの最終候補4案が発表されましたね。
でも私的にはどれもいまいちピンとくるのが無い・・・

前回のエンブレムが白紙撤回された時に、
ネットにかなりの数の自主制作のデザインが上がってました。
あまり有名ではないデザイナーさん(失礼)や、
有名な芸能人とかが発表してた物なんですがね。

五輪エンブレムを自主制作する人が続出!?
桜や扇をモチーフにしたデザインが絶賛の嵐!!


扇をモチーフにした作品や、桜モチーフの作品はけっこう良いと思うんですよね~。
シンプルだけど目を引くし、デザイン的に嫌なところが無いと思うし・・・
今回は一般からの応募もOKだったんですよね?
彼らは応募しなかったのかな??
それともここまでの審査の過程で落とされちゃったのか???

初めて見た時に直感的にいいなと思ったんで残念です。




さて本日はリジカラのネタです!

クルマは・・・





ホンダ S660!








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S660への装着は当店では2台目になります!
前回はリジカラ発売直後の作業だったのですが・・・
装着日直前にスプーンさんからストップが掛かって延期になったんです。
より効果が大きい物に作り直すので、
その改良版が出来るまで待って欲しいとの理由でした。
今回は最初から改良版が入荷しているので問題ありませんね。(笑

このクルマは取引先の中古車屋さんからの外注依頼の作業なんです。
日頃からアライメント調整などでお付き合いがあるんですよね。






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フロント用のリジカラです!
3種類が2個ずつの合計6ピースになります。

両側突起タイプが1種類と片側突起タイプが2種類の構成になっています。
ホンダ車にしてはピース数が少なめです。(笑
その理由は後ほど・・・







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フロントの装着ポイントです!
片側2ヶ所ずつの合計4ヶ所になります。

S660はミッドシップですのでフロントにはエンジンがありません。
そのためサブフレームも存在しておらず、
ロアアームはボディーのフレームに直接固定されているんです。

リジカラはロアアームの固定部分に装着するようになります。
ロアアーム自体は一般的なAアームといわれているタイプですね。







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まずは  部の図解です!

ロアアームの前側部分ですね。
ここはアームの上下運動を担っている部分になります。
ブッシュのインナーカラーはボディーに固定されており、
アームが上下することでブッシュには前後方向から見て回転の力が掛かります。
トーションビーム式アクスルのブッシュと同じような働きですね。

ボディーの穴とボルト径にスキマがあることで、
ボルトがズレた状態で固定され、ブッシュが正しい位置ではなくなります。
そうなるとアームの動きも正しくなくなってしまいます。

リジカラの突起がスキマにハマリ込むことで、ボルトの位置が矯正されます。
するとブッシュも正しい位置で固定されますので、
アームは設計通りの動きをするように改善されるわけです。







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装着前の写真です!

緑色の矢印部分がスキマです。
ボディーの鉄板とボルトの間に写っているのはブッシュのインナーカラー端面です。
スキマがあるので奥のカラーが見えているんです。

黄色い矢印はボルトが固定されていた接触痕です。
ボディーの穴とはセンターがズレている状態で固定されていたのがわかります。






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装着中の写真です!

リジカラの突起がボディーの穴にハマった状態です。
このままボルトを締めこんで仮締め状態で一旦ストップします。
ブッシュを固定している部分ですので、リフトアップした状態で本締めしてはいけないんです。
タイヤを接地させて1G状態にして本締めします。
トションビームと同じパターンですね。

ボルトのフランジ部とボディーに挟みこまれる部分は、
締めこむことでツブされてボディーとボルトのフランジに密着します。
これによりボルトの締め付けトルクが均等に掛かり、締結強度がアップするんです。

今回は外注作業のためミスリル施工はしていません。








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続いて  部の図解です!

アーム上側に両側突起タイプ、下側に片側突起タイプを使います。
上側のリジカラはボディーのガイド穴とインナーカラーの穴にハマる方式です。
下側はインナーカラーの穴のみですね。







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装着中の写真です!

上側のリジカラはボディーに貼りついています。
サブフレームでもお馴染みのいつものパターンですね。
上下のインナーカラー側の突起も先端が穴に掛かった状態です。
ここままボルトを締めこんでいけば自然とセンターが揃うんです。

ここはガセットプレートが共締めになっています。
ガセットプレートというよりも大掛かりな補強板ですが・・・







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1G状態で本締めします。
4ヶ所ともブッシュを固定している部分でしたのでね。

固定ボルトを仮締めしてからタイヤを付けてリフトを降ろします。
クルマを前後させてブッシュを落ち着かせます。
再度リフトに入れてタイヤを接地させたままでリフトアップします。
で、その状態で規定トルクで本締めするんです。
ただドライブオンリフトじゃないとこれは出来ませんけどね。






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続いてリア用のリジカラです。
4種類で合計14ピースという超豪華版です。
フロント用が少なかった分、奮発したんですかね~。(笑

両側突起タイプが2種類で8ピース、片側突起タイプが1種類で4ピース、
ワッシャタイプが1種類で2ピースの構成になっています。
じつは当初はリジカラ1と2だけの8ピースだったんですよね。
改良版になって6ピースが追加されたんです。

その理由は・・・






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リアの装着ポイントです!

まずはサブフレーム本体部分の装着ポイントですね。
片側2ヶ所ずつの合計4ヶ所になります。

緑に色付けしてある部分はトーコントロールアームフレームです。
ここがサブフレーム本体と別体式の2段構造になっているんですよね。
改良版ではここにもリジカラを装着するように変更になりました。

サブフレームはアルミ製で、高級車並みの豪華さですね。
まあ、Kカーで200万円以上するんだから十分高級車ですが・・・(笑







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まずは  部の図解です!

サブフレーム上側に両側突起タイプ、下側に片側突起タイプを使う
一番オーソドックスなパターンですね。
上側はボディーのガイド穴とサブフレームの穴に各々の突起がハマリます。
下側はサブフレームの穴のみにハマリます。







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装着中の写真です!

上側の突起はボディーに貼りついています。
ボディーのガイド穴に上向きの突起がしっかりとハマった状態です。
サブフレーム側の突起も先端が穴に掛かっています。
4ヶ所ともにこの状態になったらサブフレームを支えるジャッキを上げていきます。

そうするとサブフレームは突起のテーパーに沿って上がりますので、
自然とセンターが揃うことになるんです。






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サブフレームがボディーに密着したらボルトを本締めします。







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続いてはトーコントロールアームフレームの装着ポイントです。
全部で6ヶ所に装着するようになります。







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 部と  部の違いは穴径です!

部はフレーム穴径が大きくスキマがあります。
部はボルトと同じぐらいの穴径でほぼスキマがありませんね。






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 部の図解です!

フレーム上側に両側突起タイプを使います。
ボルトとのスキマとガイド穴に各々の突起がハマる方式です。







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装着中の写真です!

上下ともに突起が短かったので狭いスペースでの作業が要求されます。
密着する寸前で一旦止めて突起がちゃんとハマってるかを確認。
下向きの突起のほうが若干長めでしたので、
この状態で上側に貼り付けてあります。
4ヶ所ともこの状態になったらフレームを上げていきます。






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続いて  部の図解です!

ここはスキマがありませんでしたのでワッシャタイプを使います。
挟まれることでツブレて密着度を上げるという目的もあるんですが、
部でサブフレームとの間にリジカラのフランジが挟まれていますので、
ここも高さを合わせるためのディスタンスカラーの役割もあるんです。







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装着中の写真です!

ただのワッシャタイプですので何も考えることはありませんね。(笑







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規定トルクでボルトを本締めします!

最後にアライメント調整をして完了です。


この度はお買い上げありがとうございました。



















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岡山県倉敷市の「田舎のタイヤ屋さん」です。(笑
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by AutoReference | 2016-04-09 14:44 | リジカラ | Comments(0)

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