NSX祭り!★OS-STRクラッチオーバーホール★ドラシャも!!
な~んて言っておきながら全然ご紹介できていませんでしたね。
そこで今度こそ!(笑
他にも溜まってるネタがあるんで、連投とはいきませんが、
早めにご紹介したいと思います。
で、本日のネタは・・・
OS-STRクラッチのオーバーホール!
&ドライブシャフトのメンテナンス!!
以前に後期ABS換装でご紹介したクルマです!
車輌購入時にOS技研のSTRクラッチに交換したそうなんですが、
そろそろ怪しくなってきたようなのでオーバーホールすることになりました。
まずはMTを降ろします。
最近はタイベル交換の時にMTオーバーホールや、
クラッチ交換が多かったので、エンジンごと降ろすパターンでした。
MTを単独で降ろすのって久々のような気がします。
おかげで以前に比べると作業スピードが遅い!(笑
まあ、手順を思い出しながらの作業になりますからね~。
取り外したSTRクラッチです。
クラッチカバーは再使用しますが、他は全て交換になります。
プレッシャー&センタープレートもソコソコの焼け具合で・・・
ディスクの磨耗はそろそろ限界に・・・ ってとこですかね。
もう少ししたら滑り始めていたかも?
レリーズベアリングも新品にします。
NSXはノーマルがプルタイプのクラッチなんですが、
STRクラッチは作動変更パーツを使ってプッシュ式にしてあるんです。
そのためレリーズベアリングも専用品になります。
フライホイールを外してパイロットベアリングも交換します。
こちらは純正の新品になります。
もちろんオイルシールも新品に交換しておきます。
STRクラッチのオーバーホールキットです!
2枚のディスクとプレッシャープレート、センタープレートがセットになっています。
センター出しのSSTに2枚のディスクとセンタープレートを挿しこみます。
ディスクの順番を間違えないように注意が必要です。
当店では純正のインプットシャフトをブッた切った物をSSTで使っています。
ツインプレートはセンター出しが特に重要になるんです。
NSXは純正クラッチもツインなので、コイツが重宝しています。
カバーを装着したらオーバーホール完了です!
相変わらずルビー色のカバーがキレイですね~!!
MT載せたら見えなくなるんですが・・・(笑
当然ながらカバーは装着前に清掃してありますよ!
MTを載せて作業終了!
って通常ならそうなんですが、今回はプラスαの作業がありまして・・・
「アクセルのオン・オフやブレーキを踏んだ時に、
後のほうからコキコキって音がする。」
とのことでしたので事前にチェックしたところ・・・
ここの部分にガタがありました。
おそらくはインボードジョイントが原因なんだろうとは思いましたが、
ハーフシャフトのベアリングが逝ってる可能性も否定できません。
そこでインボードジョイントとハーフシャフトを交換することにしました。
MT降ろすのにドライブシャフトは外しますからね。
まずはインボードジョイントです!
グリスがほとんど残っていない状態でした。
そりゃあ、ガタも出るわ・・・(笑
車輌購入直後にブーツからのグリス漏れを発見したそうなんです。
これはNSXの持病ですからね~。
で、購入店に行って直してもらったそうなんですが・・・
おそらく中のグリスを確認しないで、ブーツバンドだけ換えたんじゃないかと?
なのでグリスが無いままずっと走ってたってことになります。
まあ、その時点ですでにアウトだった可能性もありますし・・・
インボードジョイント&ブーツを新品に交換しました!
アウト側のブーツも交換してありますよ!!
もちろんグリスも入れ換えてます。
これで当分は安心ですが、グリス漏れは持病ですからね~。
今回ハーフシャフトも交換しました。
ベアリングにガタが出ている可能性もありましたので・・・
それだけならベアリング交換でも良かったのですが、ある事に気付いたんです。
「あれっ?シャフトが細くない?」
以前ATからMTへの換装作業をした時に、
AT用はそのまま使えないんでMT用の新品を注文したんですよね。
そうしたらMT用のシャフトはAT用よりも太かったんです。
で、このクルマに付いていたのが上側のシャフトでした。
AT用のシャフトと比べたら、太さが同じだったんですよね~。
でもブラケットの寸法が異なるので、AT用はMTには装着できません。
ブラケットにMTの刻印があったのでMT用に間違いはないし・・・
アキュラのMT車はシャフトが細いって聞いたことはありました。
今まで国内用クーペのシャフトの太さなんか気にしたことなかったので、
これが正しい部品なのかどうかはわかりません。
そこでオーナーさんと相談の上、ハーフシャフトASSYで交換することにしました。
はっきりしたことはわかりませんが、
写真下側のMT用の太いシャフトは品番の下3桁が 「010」 でした。
通常は 「000」 から始まる場合が多いので、
「010」 ってことは仕様変更された代替品番の可能性があります。
つまり新車に組んでいた頃は細いシャフトだったのに、
途中から太いシャフトに変更されたので、
新品部品を注文すると太いのが来るってことなのかもしれません。
本当にそうなのかは、今度初期型のMT車が入庫したら確認してみますね。
細いシャフトが付いていたらこの推測がビンゴってことですね。
シャフトも装着して、今度こそ作業完了です!
もちろんガタはキレイさっぱり無くなりましたよ!!
この度はお買上げありがとうございました。
さて残ってるNSXネタも早めにご紹介できるようがんばります!
岡山県倉敷市の「田舎のタイヤ屋さん」です。(笑
軽トラのタイヤ交換1本から、オイル交換・インチアップ・カーナビなどをはじめ
ドレスアップやローダウンもおまかせください。
ハードなチューニングやエンジン・MTなどのオーバーホールもやってます。
車検・一般整備・鈑金修理・中古車販売もお気軽にご相談ください。
当店は進化剤のマイスター店です。
超進化剤NT-1、塗る進化剤ミスリル、冷却系進化剤ZOMAも取扱っています。
http://www.auto-r.com/index.html
by AutoReference | 2016-09-06 15:15 | NSX | Comments(0)